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Channel: 奄美自然観察記
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今年のマイベスト3  野鳥

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今年を振り返ってみると、ノハラツグミやメジロガモ、ヨーロッパビンズイなど、珍しい鳥を結構見てきたが、やはりその飛んでいる姿にはほれぼれする、このマダラチュウヒが最も感激した野鳥です。個人的には実に23年ぶりの出会いでした。しばらく間上空を旋回し、やがて視界から消えるといくら探してももう二度と観ることはできませんでした。



5月の台湾の旅の時、最もみたかったヤマムスメ。その名も興味深いのですが、かつてガイドをした人から台湾にはルリカケスに似ている鳥がいる、と聞いていたので長い間気になっていました。鹿児島空港から約2時間で行くことのできる台湾、その日の夕方早速このヤマムスメを観ることができました。台湾の国鳥で美しい鳥ですが、やはりルリカケスにはそれほど似てはいませんでした。



そして、つい最近見たこのコウノトリ。かつて沖永良部島で観たことがあったのですが、それは多分大陸からの迷鳥としてでしたが、この度のコウノトリは脚にカラーリングが付いていて、兵庫県豊岡からの飛来であることが判りました。この間、喜界島で確認された同じ豊岡からやって来たコウノトリとは別個体ですが、同じ巣から巣立った兄弟(こちらが兄)です。奄美に2羽の兄弟コウノトリがやってきたことは、来年は何だかすてきな幸運が待っているような気がして、とてもうれしい気持ちになります。


5年前の今日


今年のマイベスト3  生物(鳥以外)

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今年夏、北海道自転車旅行中に旭岳でみたこのヒグマは、かなりインパクトがありました。北海道はこれまで数回旅しているのですが、ずっと見たいと思っていた野生のヒグマにやっと出会うことができました。もちろん、目の前で突然出会うのは危険過ぎるので、今回初めての出会いで数百メートル先で見つけたので幸運でした(望遠撮影)。遠くからでも、そのずっしりとした重量感は見ごたえがあります。かなり興奮しつつ感動しました。


今年5月の台湾旅行の際に、奄美にあるアリサンミズが、本場台湾の阿里山(ありさん)にもないとおかしいはずだと、野鳥観察などしながらも気になっていました。果たせるかな、ちゃんと足元にありました。何ということもない植物ですが、私にとっては大きな収穫でした。さすがに、奄美にあるアリサンムヨウランは多分時期が違うのでしょう、探すことはできませんでした。


これは今年11月に沖永良部島に野鳥調査で出かけたときに見つけたテリハボク(照葉木)の大木です。沖永良部島では、奄美大島にはないヤエヤマハマナツメなどがありますが、テリハボク(照葉木)のこれほどの大木もないと思います。偶然見つけただけに感動しました。

さて、いよいよ2013年もあと数時間で終わりです。今年も元気で様々なことができたことに感謝しつつ、新しい年を迎えたいと思います。とうとうがなし。


5年前の今日

おだやかな正月日和  初日の出探鳥会

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明けまして おめでとうございます
       今年も よろしくお願い致します

今年はかなり久しぶりに早朝から風もあまりなくいい天気に恵まれました。午前7時17分ごろ、大瀬海岸正面の水平線上に浮かぶ喜界島の左側から、初日が姿を見せ始めました(写真2枚目)。海岸には、カルガモなどのカモ類やアオアシシギ、アカアシシギなどのシギ類、クロサギやアオサギなどのサギ類、いつものカワウやオオバン、ミサゴなどが餌を求めていました。とても静かな風景で、参加者の皆さんはそれぞれに感慨深く2014年幕開けの初日や野鳥などを眺めていました。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
くぅとぅしやむるまれぃまれぃ、ひかんまふぇっさらかじもねんいい天気だりょうたっと。午前7時17分ごろ、大瀬海岸むぇーぬ水平線ぬうーじあん喜界島ぬ左側ら、初日ぬいじ始むぇりょうたっと(写真2枚目)。浜じや、カルガモんきゃぬカモぬしじょんきゃ、アオアシシギ、アカアシシギきゃぬシギぬしじょ、クロサギんきゃアオサギきゃぬサギぬしじょ、いちんけんぬカワウんきゃオオバン、ミサゴんきゃぬかみむんとぅむぃかたしゅりょうたっと。むるよりくゎしゅてぃ、しちゃんちゅんきゃやたむぇだむぇ、むんかんげぇしゅんにし2014年幕開けぬ初日んきゃトゥリんきゃばにしゅりょうたっと。


アマミテンナンショウが結構多かった  湯湾岳観察会

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毎年恒例の奄美野鳥の会主催「湯湾岳自然観察会」に行ってきました。今年も多くの方々が参加し、午前10時に湯湾岳公園を出発。山道を一列になって、周辺の植物などを観察しながら、ゆっくりと登って行きました。



しばらく行くと、奄美の固有種アマミテンナンショウの花が咲いていました。かつて盗掘などで数を減らしていましたが、今日は何株か確認でき結構もとの姿に回復しつつあるように思われました。



これまであまり気が付きませんでしたが、シマオオタニワタリの下にコブランが垂れ下がってしました。逆光でちょっと判り難いのですが、幅が広くてねじれているように垂れ下がっているのが、コブランです。




今回、マンリョウやアオノクマタケラン、ヒメカカラやヒメアリドウシなど赤い実の付いた植物が多かったのですが、このリュウキュウミヤマシキミの実は、特に鮮やかな大きな実でとても美しい(写真上)。すでに花も咲き始めていました(写真下)。



標高の高さ故でしょうか、すでに花が終わったところが多いトクサランですが、湯湾岳の山頂近くではまだたくさんの花が残っていました。



最後はやはり山頂近くからのこの眺めで終了です。今日は霧がかかっていて、遠くまでは見渡せなかったのですが、奄美の奥深い山々の姿が実感できて満足しました。


5年前の今日

越冬個体か?  ムジセッカ

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知り合いの方が小鳥の死体を持って事務所に訪ねてました。体の大きさはメジロより小さく(体長約11.5cm)、尾羽の長さなどから一見してウグイスとは違います。死体のため眉斑の形などはよく判らないものの、くちばしが細く、くちばしの根元付近から頬にかけて少し赤褐色味をおびていることなどから、ムジセッカではないかと思われます。ムジセッカは、昨年10月20日の諸鈍探鳥会などでも確認され、奄美でも越冬している可能性が高いものと思われます。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
どぅしぬめいなさん死じゅんトゥリばむち、事務所ちきょうたが。どぅうやスィバムィんまいなさし(でぅうぬ長さやて〜げ約11.5cmべり)、じぶぬ長さんきゃらぱっとぅにしマヒキョとぅや違ゆりょっと。死じゅんかな眉ぬだっかやあんまし判りょうらんば、くちばしぬひしさし、くちばしぬ元べりらびんたちくぇ〜てぃやなありはーぶっとぅしゅんくとぅんきゃら、ムジセッカやあらんかいち思われぃっと。ムジセッカや、くずぃ10月20日ぬ諸鈍探鳥会んきゃじもにゃあとぅてぃ、島じだか冬暮らしゅんやあなんかいち思われぃっと。

実が割れ、種が散っていた  ユワンドコロ(ユワンオニドコロ)

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昨日の早朝の気温が13度、今日は15度と冬にしては暖かい日が続いています。湯湾岳では7月ごろに花が咲き、数年ぶりに実を付けた固有種ユワンドコロ(ユワンオニドコロ)の実が熟して割れ、種子は既に散っていました。葉も全部落葉し、茶色になった蔓にスクリュウのような形の実も枯れたような茶色になっています。実の割れ方も面白く、3つのスクリュウの羽のような円盤に、それぞれ1個ずつ入っていた種はすべてなくなっていました。実は自然に下へ落下したのか、それとも鳥か何かに食べられ運ばれるのかは不明で、もう少し早く来ていればとちょっと残念な気もしました。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
くぬぬひかんまふぇっさぬ気温や13度、きゅうや15度ち冬とぅしや温さん日ぬ続しゅりょっと。湯湾岳じや7月べり花ぬ咲し、何年ぶりかに実ぬなりゅん固有種ユワンドコロ(ユワンオニドコロ)ぬ実ぬ熟でぃ割れてぃ、種やきっさうてぃとぅりょうたっと。葉だか全部うてぃとぅてぃ、茶色なたん蔓ちスクリュウにししゃんだっかぬ実だか枯れたんにし茶色なとぅりょっと。実ぬ割れ方だかみじらっさんあてぃ、みいちぬスクリュウぬ羽にししゃん円盤ち、ちいちじちほっちゅたん種や全部ねんなとぅりょうたっと。実や自然とぅしゃーちうてぃたんか、うれぃとぅもトゥリかぬーかにかまってぃ運ばったんかや分からんてぃ、ななありふぇっさしちゅれぃばち、なあり残念ち思いかただりょっか。

車にも慣れている?  オオトラツグミ

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冬季には、林道脇に出てきているアカヒゲなどに偶然出会うことがよくあり、あまり警戒もせず採餌に夢中なっている個体も時々見かけます。ところが結構明るくなってから、マングローブの傍の道路脇のガードレールの下で採餌しているオオトラツグミに出会いました。こちらの方もあまり警戒もせず、餌探しに夢中です。たまたまカメラを持っていなかったので、携帯で撮影した画像がこの映像です。よっぽど腹が減っていたのか、そばを車が走っていっても逃げもしません。この調子だと事故に遭わないかと心配になるほどでした。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
冬ぬ時期にや、林道ぶちちいじてっちゅんハーヒギきゃち、ばっくらしおおゆんくとぅぬて〜げあてぃ、あんまりうどぅろっきもしらんてぃ、ひったかみむんとぅむぃかたしゅんむんだかとぅきどぅきにょうっと。かしやしゅんじゃが、て〜げゆぬふぇてぃっから、マングローブぬぶちぬ道んぶちぬガードレールぬしゃーじかみむんとぅむぃかたしゅんシュッツぬうりょうたっと。くれだかあんまりうどぅろぅっきもしらんてぃ、ひったかみむんとぅむぃかただりょっと。うんとぅきカメラばむっちゅらんたんかな、携帯し写しゃんむうがくん写真だりょっと。むるわたぬひちゅたんだろや、ぶちば車ぬ走っちいじゃんちにぎもしらんど。かしゃんくとぅあれぃば事故しおおわんかしわなりゅんほどだりょうたっと。

ソテツの葉を食べていた越冬幼虫  クロマダラソテツシジミ

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わりと暖かな日が続いています。北部農耕地の宇宿の農道脇に残っているソテツには、新しい葉が出ていました。新しい葉の元に枯れてしおれた雄花が見えています(写真2枚目)。葉はクロマダラソテツシジミによる食痕で、すでにボロボロ状態です。よく観ると、赤茶色の幼虫がいました。夏にはよく観られる幼虫ですが、越冬していると思われる幼虫は初めて観ました。メジロなどが幼虫をもっと食べてくれるとソテツの食害も減るので、頑張ってほしいものです。

5年間前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
て〜げ温さん日ぬ続しゅりょっと。ふぇぼてぇぬ宇宿ぬはてぇみちぶちじ残ーとぅんスゥティチにや、みいかん葉ぬいじてぃうりょうたが。みいかん葉ぬむとぅじ枯れてぃとおれぇとぅんインガ花ぬにゃあれぃっと(写真2枚目)。葉やクロマダラソテツシジミぬかだん痕あてぃ、きっさボロボロだりょっか。ゆんまにしゃっとぅ、はーぶぇっとうしゅん虫ぬうりょうたっと。夏にはむるにゃあれぃん虫じゃが、冬暮らしゅんち思われぃん虫や初むぃてぃにょうたっと。スィバムィんきゃぬ虫ばななりかでぃくれぃれぃば、スゥティチぬかまれぃんもいきらかなりゅんかな、きばてぃほしゃんむんじゃが。



いまだ残るがけ崩れ跡  市理原林道

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奄美に甚大な被害を与えた集中豪雨(2010年10月)から3年以上が経ちましたが、こちら龍郷町(たつごうちょう)の市理原(いちりばる)林道(西側の林道)は、当時の崖崩れが残ったままで、車が通れない状態が続いています。自然のためにはそのままの方が人的な影響が少なくていいのでしょうが、生物調査などで山に入る人にとっては結構不便な状態が続いています。


こちらの一番東側(山頂側)の崖崩れ箇所は、昨年修復され車も通れる状態になりましtが、他の数か所の大きな崖崩れ跡などは、おそらく予算がないのでしょう、まだまだそのまま残されています。


こちらは現在、以前の林道の拡幅工事が行われている東側の林道です。以前よりかなり道幅が広げられ、周辺が切り開かれています。これほど立派な林道を作らなければならないのか疑問も残ります。工事の途中で二次的な崖崩れが起こって(写真奥の法面がはだけた所)、工事が遅れているようです。個人的には、以前の古い道(西側林道)の修復を早くしていただければありがたいと思っています。

5年前の今日


川霧の中で餌狙う  アオサギ

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今朝は、夜明け直後の冷え込んだ空気が太陽に温められた川面に流れ込み、川霧が発生して美しい光景がみられました。アオサギがじっと餌を狙っています。カメラを構えて撮影を始めると、一瞬バシッと縮めていた首を伸ばしてくちばしで小魚をくわえ捕ったか、と思いましたが失敗のようでした。写った画像には、くちばし周辺の飛び散った水しぶきが逆光に輝くように写っていました(写真3枚目)。冷え込んだ早朝でも、鳥たちは生き抜くために必死に頑張っているようです。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひかんまや、ゆぬふぇてぃすぐ冷えくぅだん空気ぬてだんとぅ温めらったんこらち流れぃくぅでぃ、川霧ぬいじてぃきょらっさりょうたっと。オーサギぬよおりくゎかみむんば狙とぅりょうたっと。カメラば構えてぃ撮影ば始むぇたっとぅ、ちゃっかんまバシッち縮むぃとぅたん首ば伸ばし、くちばしとぅいなさんイュくゎばとぅたんかい、ち思たんば失敗にししゅりょうたっと。写たん写真じや、くちばしぼてぇじとぅび散たんむじぃしぶきぬ逆光とぅひきゃりゅんにし写とぅりょうたっと(写真3枚目)。冷えくぅだんひかんまふぇっさあてぃんも、トゥリんきゃや生きちいきゅんたむぇふっきばりしゅんにししゅりょっと。

ホウジャクを捕らえた  シジュウカラ

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朝から風が強くて、気温は13度ほどでしたがとても寒く感じます。そうしたなかでも、山では時折シジュウカラヤマガラのさえずりが聞こえるようになりました。林道を歩いていると、法面付近からちょっと大きめの獲物を捕らえた飛び立つシジュウカラがいました。薄暗いなか枝に止まって食べていたのは、昼行性の蛾・ホウジャクの仲間でした。シジュウカラは青虫などの蛾の幼虫はよく食べているのですが、ホウジャクのように大きく素早く飛びまわる蛾を食べたのは初めて観ました。寒さで、ホウジャクがじっと止まっていたのかもしれません。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひかんまらかじぬちゅうさあてぃ、気温や13度べりあたんば、むるひぐるさんにしりょっと。うがししゅんじゃが、山じやとぅきどぅきマンヌスドんきゃヤマガラぬさえずりぬ聞かれぃんにしなてぃきょうたが。林道ばあちゅたっとぅ、法面ぼてぇらなありふうさんかみむんばくうてぃ、とぅでぃいきゅんマンヌスドぬうりょうたっと。薄暗かんなか枝ち止まてぃかどぅたんや、ひんまどげとぅんハブル・ホウジャクぬしじょだりょうたっと。マンヌスドや青虫きゃハブルぬくゎくゎ虫んきゃやむるがどぅんじゃが、ホウジャクにしふうさし、ひったとぅびもおとぅんハブルばかどぅんや初むぃてぃにょうたっと。ひぐるさあてぃ、ホウジャクぬよおりくゎ止まてぃうたんかもわからんや。


食べたのはシロハラか?  ウスヒラタケ

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全国的に寒気団が降りてきて、冷え込んできました。奄美も今日行った湯湾岳では、気温が10度以下に下がり寒い1日となりました。山の中でボロボロになったウスヒラタケを見つけました。とても美味しいキノコなのでちょっともらいたかったのですが、こんなにボロボロではちょっと無理です(写真1,2枚目)。地上に近い所にあっても、まさか草食のクロウサギが食べるとは考えにくく、イノシシもこのように細かくちぎったようには食べないでしょうし、いつものようにヤマナメクジによって食べられた跡でもないので、どうも野鳥などによってついばまれてボロボロになったようなに思えます。野鳥だとすると、この時期地上付近で多いシロハラの可能性が高いように思いますが、どうでしょうか。その後、ありがたくも別の場所でウスヒラタケが多く付いているのを見つけ(写真3枚目)、少しいただいて帰りました。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
後ほど掲載します、すみょうらん。

紅葉(黄葉)が美しい街路樹  ナンキンハゼ

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個人的にすっかり趣味となったランニング。最近よく走っているコースの道路脇に、きれいに紅葉したナンキンハゼがあり、傍を走るたびに目の保養になっています。ナンキンハゼは、その名(南京櫨・南京黄櫨)からも分かるように、中国原産でハゼノキの代わりにロウをとるために持ち込まれ、紅葉が美しいところなどから街路樹としてもよく利用されるようになったようです。もうすっかり葉が散り始めていますが、これからも花や実など、気長に観察していく楽しみができました。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
わんとぅしやどぅぬ趣味ちなたんランニング。近頃いちんけん走しちゅんコースぬ道んぶちじ、きょらっさ紅葉しゃんナンキンハゼぬあてぃ、ぶちば走りゅんたびむぃぬ保養なとぅりょっと。ナンキンハゼや、うん名(南京櫨・南京黄櫨)ら分かりゅんにし、中国原産あてぃハジギぬ代わりロウばとぅりゅんたむぇむちくらってぃ、紅葉ぬきょらさんちし街路樹とぅしんもちかわれぃんにしなたんあんぶぇじゃ。なぁ葉ぬ散り始むぃとぅんじゃが、なまら花んきゃ実んきゃ、よおりよおりにしいきゅん楽しみくゎぬでけりょうたっと。

蕾付け、葉は黄葉  アオモジ

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この季節、奄美の常緑広葉樹の森で目立つのは、葉が黄色や赤色に変化している樹木です。今日は葉が黄葉しているアオモジがよく目立っていました(写真1枚目)。アオモジは3月ごろに花が咲きますが、すでにその大半は丸い蕾を付けています(写真3枚目)。雌雄異株で、雄株の方がたくさんの花を咲かせますので、この蕾をたくさん付けたアオモジは雄株でしょう。やがて、葉は全て落葉し新緑の若葉が出てくる3月に、若葉が出てくる前か若葉と一緒に美しい花が咲きます。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
後ほど掲載します、すみょうらん。

高倉の補修に使われている  ススキ

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朝から時折小雨まじりの天気です。幸い風が強くないので、それほど寒さは感じません。この間、ウォーキング観察会の下見で龍郷町秋名(たつごうちょうあきな)に行った時のことです。集落で奄美の伝統的建造物・高倉の補修をしているところを観る機会がありました。高倉の藁ぶき屋根を補修するために、ススキを突き刺していく作業中でした。高倉の屋根には最初に「マカヤ」(和名は不明)が使われ、その上にススキで補強していくとのことでした。ススキと言えば、日本全国に普通に分布していますが、北米では逆に侵略的外来種として猛威をふるっていて、繁殖力旺盛なススキも元々分布していなかった一部の外国ではやっかいものになっている事実も把握しておく必要があります。4番目の写真は、秋名集落の門松です。他の集落ではあまり見られない縦に割った薪が3本並べられています。集落の方の話ですと、どうやら魔よけの意味があるようです。古くから伝わる伝統や風習は大切にしていきたいものですね。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。


実が割れ、種がはじけていた ハナシュクシャ

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今日は、今度の日曜日のウォーキング観察会の下見に行ってきました。色々な植物などがあったなか、ちょっと湿った場所にハナシュクシャの群落がありました。とっくに花の時期は終わっていましたが、実がいくつか残っていました。実は3つに裂け、中から真っ赤な種子がポロポロと落ちています。このような形は想像していなかったのでちょっと感動。少し後に見たトベラの実(写真4枚目)も三つに裂けていて、種子は既に散っていましたがやはり同じように真っ赤な種子で、全く違う科なのに実の割れ方といい種の色といい、よく似ていると感心しました。

5年後の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
後ほど掲載します、すみょうらん。

林道脇で懸命に餌探す  アカヒゲ

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気温15度でも北風が強く吹き荒れ、寒さを感じます。最近、林道を車で走っていると、必ずと言っていいほど林道に降りて餌を探しているアカヒゲに出会います。気のせいかもしれませんが、最近出会うのはオスのアカヒゲよりメスの方が多いような気がします、餌探しに一生懸命でいつものような警戒心がそれほどなく、一旦飛び去っても車を止めてそのまましばらく待っていると、再び林道に降りてきてひたすら餌を探しています。ここではシマウリカエデの実がたくさん散らばっていて、時折その種子も食べているようでした。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
気温15度あてぃもにしかじぬちゅうさ吹き荒れぃてぃ、ひぐるさりょっと。近頃、林道ば車し走ちゅれぃば、必ずち言しいちゃんほど林道ちうりぃてぃっち、かみむんばとぅむぃとぅんハーヒギィくゎちおおよっと。気ぬせいかもわからんば、近頃おおゆんやインガぬハーヒギィんまウナグに方どぅふうさんにししゅりょっと、かみむんとぅむぃかたち一生懸命あてぃ、いちんけんにしにぎろっとやしらんてぃ、一くゎい飛でぃいじんも車ば止むぃてぃ、うんままいっとぅき待ちゅれぃば、また林道ちうれぃてぃっち、ひったかみむんとぅむぃかただりょっと。くまじやシマウリカエデぬ実ぬいっぱい散らばとぅてぃ、とぅきどぅきうん種だかかどぅんにししゅりょっと。

黒っぽく熟していた実 リュウキュウモクセイ

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実家の畑作業にってきました、山に囲まれた畑の近くにリュウキュウモクセイの大きな木があります。モクセイと言えば、香りのいいキンモクセイやギンモクセイが思い浮かびますが、奄美にはありません。リュウキュウモクセイは香りはそれほどありません。このリュウキュウモクセイは雌雄別株で8月に花を咲かせていたのですが、実を付けたのでやはり雌株に間違いないようです。実は食べられなかったのですが、素敵な色合いと形をしています。

【島口バージョン】(キシゆむた)
シマぬはてぇしぐとぅしがいきょうたっと、山とぅ囲まったんはてぇぬ近さじ、だいばんローソクギィぬありょっと。モクセイち言いば、におぬいたyんキンモクセイんきゃギンモクセイぬ思われんじゃが、島じやありょうらんど。ローソクギィやにおやあんまりありょうらんが。くんリュウキュウモクセイやインガギィ・ウナグギィちありょうてぃ、8月花ば咲かしゅたんじゃが、実ぬなりょうたんかなやっぱしウナグギィに間違いねんにししゅりょっか。実やかまらんたんじゃが、いいだっかぬきょらさん色しゅりょっと。

それほど酸っぱくなかった  ヒラミレモン

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実家の庭に、ヒラミレモンの実がたくさんなっていました。ヒラミレモンのことを私のシマの方言で「クサクヌグ」と言い、あまりに酸っぱいので普通は食べません。鳥が種を運んできたのか、いつの間にか庭に生えていて、いつか切っていやろうと思っていたのですが、あれよあれよと言う間に大きく育ってしまいました。みると黄色い実がたくさん付いていていかにもおいしそうなので、食べてみたら意外と酸味は少なく私にはおいしく食べられ、たくさん収穫しました。ところでヒラミレンと言えば、ネットなどでは琉球諸島に自生していて沖縄では「シークヮーサー」と呼ばれていると説明されていますが、この奄美の「クサクヌグ」とはちょっと違うのではないか、と常々疑問に思っています。そもそもこの「クサクヌグ」がヒラミレモンという種なのかもあまり自信がありません。いずれにしろ、この「クサクヌグ」は酸っぱいのですが、私には結構おいしく食べられます。ごちそうさま。


【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。

難しい夜桜撮影  ヒカンザクラ

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事務所で夜の会議が終わって外へ出ると、丸いいい月が出ています。毎年12月下旬には咲きだす事務所前にあるヒカンザクラと一緒に撮ると素敵だろう、と撮影しました。ところがこれが結構難しい。三脚を立てて本格的に撮影するといいのでしょうが、いつも手持ち撮影しかしない主義なのでカメラの感度を13000まで上げて撮影したのが、1,2枚目の写真です。サクラには近くの外套の明りがわずかに当っているので、見た目に近い雰囲気はありますが、どうもサクラの色がさえません。3枚目はデジカメでフラッシュ撮影したものです。こちらの方がサクラの色が鮮やかで、周りが暗くなり夜桜と言う雰囲気はありそうです。う〜ん、夜の撮影は難しい。

【島口バージョン】(キシゆむた)
事務所じゆるぬくぁい議ぬ終わてぃすぅとぅちいじたっとぅ、丸かんいいちきぬいじゅりょっか。毎とぅし12月下旬にや咲きじゃしゅん事務所むぇーじあんヒカンザクラとぅまあじん撮ぅれぃばいいだっかだろやっち、撮影しょうたっと。がしゅんじゃが、くっかて〜げ難かしゃっと。三脚ば立てぃてぃ本格的に写すぃばいちゃりょんち思ゆんじゃが、いちんけん手持ち撮影しかしらんかな、カメラぬ感度ば13000がれぃ上ぐぃてぃ写しゃんが、1,2枚目ぬ写真だりょっと。サクラや近さぬ外套ぬ明りぬなりくゎ当とぅんかな、て〜げにしゃんにししゅんじゃが、サクラぬ色ぬあんまりいちゃねんど。3枚目やデジカメしフラッシュ撮影しゃんむんだりょっと。くまぬ方どぅサクラぬ色ぬちゅうさいじてぃ、うんぼてぇぬ暗さなてぃ、夜桜ちいゅん雰囲気やあんにししゅりょっか。は〜げぇ、ゆるぬ撮影ちば難かしゃやぁ。

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