
今年を振り返ってみると、ノハラツグミやメジロガモ、ヨーロッパビンズイなど、珍しい鳥を結構見てきたが、やはりその飛んでいる姿にはほれぼれする、このマダラチュウヒが最も感激した野鳥です。個人的には実に23年ぶりの出会いでした。しばらく間上空を旋回し、やがて視界から消えるといくら探してももう二度と観ることはできませんでした。

5月の台湾の旅の時、最もみたかったヤマムスメ。その名も興味深いのですが、かつてガイドをした人から台湾にはルリカケスに似ている鳥がいる、と聞いていたので長い間気になっていました。鹿児島空港から約2時間で行くことのできる台湾、その日の夕方早速このヤマムスメを観ることができました。台湾の国鳥で美しい鳥ですが、やはりルリカケスにはそれほど似てはいませんでした。

そして、つい最近見たこのコウノトリ。かつて沖永良部島で観たことがあったのですが、それは多分大陸からの迷鳥としてでしたが、この度のコウノトリは脚にカラーリングが付いていて、兵庫県豊岡からの飛来であることが判りました。この間、喜界島で確認された同じ豊岡からやって来たコウノトリとは別個体ですが、同じ巣から巣立った兄弟(こちらが兄)です。奄美に2羽の兄弟コウノトリがやってきたことは、来年は何だかすてきな幸運が待っているような気がして、とてもうれしい気持ちになります。
