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Channel: 奄美自然観察記
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早くも花や実  ヘツカリンドウなど

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植物好きのグループ総勢18名のガイドを行いました。最初は湯湾岳に行き、ちょっと雨模様のあいにくの天気で、高齢者も多いことから、山頂登山は危険が伴うことで断念、山頂近くの林道を散策しました(写真1枚目)。霧のかかるなか、崖の上にはヘツカリンドウの花(写真2枚目)や、早くもサザンカ(写真3枚目)なども咲き始めていました。また固有種では、アメミヒメカカラの茶色くなった実(写真4枚目)や、オオシマガマズミの実(写真5枚目)なども色づき始めていました。そして、足元の側溝の所にいたヒメハブ(写真5枚目)に驚き、恐る恐る観ていました。



金作原にも出かけました。金作原では特に興味を示していたのは、やはりヒカゲヘゴなどの木生シダ類で、興味深げに観上げていました(写真1枚目)。林道脇には、カゴメランの花(写真2枚目)や、リュウキュウサギソウなどの姿も観られました。

5年前の今日  10年前の今日


久しぶりに出会えた雌花  サネカズラ(ビナンカズラ)

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知り合いから、サネカズラ(ビナンカズラ)の雌花があると聞いて、さっそく出かけて行って撮影してきました(写真1,2枚目)。これまで雄花(写真3,4枚目)は、何度も観て撮っていたのですが、雌花のきれいな花にはなかなか出会えずにいました。サネカズラは、雌雄別株又は同株、つまり雄株と雌株の蔓が絡み合っている場合と、一つの株(蔓)に雄花と雌花が付いている場合とある、ちょっと変わった植物のようです。雄花は中におしべの赤い集合体があり、雌花は淡い緑色のめしべの集合体があります。雌花は、受粉後やがて花びら落ち、めしべの集合体が膨らんでいって実になり、小さな丸い粒々の付いた形になってぶら下がり、赤く熟していきます。

5年前の今日 10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
どぅしぬむぇーら、ウシフグリぬウナグ花ぬあんち聞ち、すぐ行じ写真ば写しきょうたっと(写真1,2枚目)。なまがれぃインガ花(写真3,4枚目)や、何くゎいもにし写しきょうたんじゃが、ウナグ花ぬきょらっさん花やなかなかにゃあらんてぃうりょうたっと。ウシフグリや、雌雄別株又や同株、ぬがっちインガ株とぅウナグ株ぬ蔓ぬまっつぶりおおてぃうん場合とぅ、ちいちぬ株(蔓)じインガ花とぅウナグ花ぬくっかとぅん場合ぬあん、なあり変わとぅん蔓にししゅりょっと。インガ花や中じおしべぬはーさし集まとぅんむんぬあてぃ、ウナグ花や薄かん緑色ぬめしべぬ集まとぅんむんぬありょんちど。ウナグ花や、受粉ぬ後やがてぃ花びらぬうてぃてぃ、めしべぬ集まとぅんむんぬ膨れぃてぃいじ実なてぃ、いなさし丸かん粒々ぬくっかとぅんだっかなてぃぶら下がてぃ、はーか熟でぃいきょっと。

きれいな三角模様  スジブトサンカククチバ

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朝は天気が少しぐずつきましたが、次第に晴れ少し蒸し暑いぐらいでした。今度の日曜日に予定している「須佐礼(すされ)林道ウォーキング観察会」の下見に行ってきました。瀬戸内町の須佐礼集落から油井岳の方へと続いている林道は、通常は通る車も少なく、ひっそりとした豊かな森林が広がっています(写真1枚目)。様々な動植物を観ることが出来ましたが、足元から林道脇に飛んで降りた小さな蛾が、このスジボソサンカククチバ。三角形がよっぽど好きなんですね、翅を閉じた形も三角形で、翅の模様も黒っぽい三角模様です。小笠原や九州、奄美から沖縄にかけて生息しています。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひかんまや天気ぬなありぐずつきょうたんじゃが、だんだん晴れぃてぃ、なあり蒸しあちかんっとべりだりょうたっと。今度ぬ日曜日予定しゅん「須佐礼(すされ)林道ウォーキング観察会」ぬしゃー見が行じきょうたっと。瀬戸内町ぬ須佐礼集落ら油井岳ち続しゅん林道や、普通やとぅうりゅん車だかいきらさあてぃ、ぬんうとぅねんいちゃんだっかぬ山ぬ広がとぅりょっと(写真1枚目)。あれぃくれぃぬ生きむんばにゅんくとぅぬ出けりょうたんじゃが、はぎんむとぅら林道ぶちちとぅでうれぃたんいなさんハブルが、くんスジボソサンカククチバ。三角しゅんだっかぬむんが、むる好きだりょうろや、翅なくうたんだっかも三角あれぃば、翅ぬ模様だかくるぶぇっとぅしゅん三角模様だりょっと。小笠原んきゃ九州、奄美ら沖縄がれぃじ、うりょっと。

農道を歩き回って採餌  コホオアカ

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昨日とうって変わって、一日中断続的に雨が降りました。特に早朝は一時的に大雨が降ったため、北部の森を歩く予定を断念し、帰りに水田一帯の秋名に寄ってみました。アスファルトの農道で、キセキレイとハクセキレイが数羽いて、なかに1羽の小さな茶色っぽい小鳥がいました(写真1枚目)。久にぶりに観るコホオアカでした。コホオアカと言えば、春秋の渡り時期に、年に1~2回出会う程度のわりと珍しい旅鳥です。大分おなかが減っていたのか、夢中で餌を探してはついばんでいて、車でそっと近づいて行っても逃げようともせず、ゆっくりと観察することが出来ました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬとぅや全然違てぃ、一日中ちぎちぎあむぃぬ降りょうたっと。とぅっくにひかんまふぇっさや、いっとぅきううあむぃぬ降たんかな、にし方ぬ山ばあっきゅんつもりあたんば、しらんてぃ、帰り田袋ぬあん秋名ちゆてぃにょうたが。アスファルトぬ農道じ、チンチンドゥリっくゎ(キセキレイんきゃハクセキレイ)ぬいくちかうんなかじ、ちいちぬいなさん茶色ぶぇっとぅしゅんトゥリっくゎぬうりょうたっと(写真1枚目)。まれぇまれぇにゅんコホオアカだりょうた。コホオアカち言いば、春秋ぬ渡りぬ時期、ちゅとぅしじ1~2回おおゆん程度ぬ、てーげむじらっさん旅鳥だりょっと。いころわたぬひちゅてぃがぬ、ひったかみむんばとぅむぃてぃつぃちかどぅてぃ、車しよおりっくゎ近ゆてぃいじも、にぎろっともしらんてぃ、よおりよおりにゅんくとぅぬでけりょうたっと。

林道脇に大きな巣  コガタスズメバチ

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一昨日の「ウォーキング観察会」の下見の時のことです。林道周辺の植物などを撮影していて、ご一緒している方が、後ろの方から「ハチの巣!」と、大声をかけてくれなかったら、あやうく刺されるところでした。法面の土のはだけた所に、ラグビーボールより一回り大きな、コガタスズメバチの巣があって,ハチが出入りしています。昨年は知り合いの方が刺されて大変な目に遭っているだけに、ほんとに危ないところでした。コガタスズメバチと言っても、体長は3cm近くとかなり大きく、奄美では最も大きいハチです。最初はトックリを逆さにしたような形の巣で、その後にこのような大きな巣になります。野外で作業される方など、気を付けましょう。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬうってぃぬ「ウォーキング観察会」ぬしゃー見ぬとぅきぬこぅとぅだりょんじゃが。林道ぼてぇじ植物んきゃぬ写真ば写しかたしゅてぃ、まじんあっちゅたんちゅぬ、くしら「ハチぬ巣!」ち、だいばんぐいし言しくれぃらんば、あぶねん刺されぃんどろだりょうたっと。法面ぬみちゃぬいじとぅんどろじ、ラグビーボールんまちゅ回りふうさん、ツィブィルバチぬ巣ぬあてぃ,ハチぬ出入りしゅりょうたが。くずぃやどぅしぬ刺さってぃ、ううそうどうしゃんかな、ほんと危ねっさんどろだりょうた。ツィブィルバチち言しんも、どぅうや3cmべりちふうさあてぃ、島じや一番ふうさんハチだりょっと。初むぃやトゥクリば反対しゃんにししゅんだっかぬ巣あてぃ、うん後かしゅんだっかぬだいばん巣なりょっと。すとぅじ作業しゅんちゅんきゃや、気ぃちきらんばや。

タカカサマイマイも食べていた  コガネニカワタケ

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南部の森の中で、久しぶりに黄色の美しいキクラゲ・コガネニカワタケに出会いました。図鑑などでは結構普通にみられるキノコのような説明もありますが、奄美ではそれほど多くはなく、ちょうど5年前のこの時期に会って以来のご対面でした。柔らかくて食べられるキノコで、ちょっとちぎって食べたら無味無臭でしたが、料理次第ではおいしいようです。隅っこの方に平べったいカタツムリ・タカカサマイマイがいて、どうやらさっきまで食べていたようです。カタツムリにとってもおいしいのでしょうね。美しいキノコでした。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ふぇ方ぬ山ぬ中じ、まれぃまれぃ黄-かしきょらさんミングリ・コガネニカワタケとぅおおよたっと。図鑑きゃじやてーげ普通ににゃあれぃんナバちいゅん説明だかありょんじゃが、島じやうがしがれぃふうさやねんてぃ、ちょうど5年前ぬくん時期おおてぃっからぬおいかただりょっと。びりびりっくゎしゅんかまれぃんミングリあてぃ、なありっくゎきちかだとぅ、味も匂もありょうらんたんじゃが、料理せでし、まっさりょんにししゅりょっと。すぃんじ平べったしゅんチンジャマ・タカカサマイマイぬうてぃ、てーげさっきがれぃ、かどぅたんあんぶぇだりょっと。チンジャマだか、まっさりょんだろや。きょらっさんミングリだりょうたっと。

変異大きい花  ヘツカリンドウ

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南部の林道脇で、ヘツカリンドウの花が普通の白いタイプ(写真2枚目)と紫色のタイプ(写真3枚目)が並んで咲き始めていました(写真1枚目)。ただ、この紫色の花のタイプは花弁の裏側が紫色で、表面はわずかに紫色を帯びていますが、昨日他の場所で観た紫色のタイプは、花弁の表面も紫色を帯びていて同じ種類とは思えないほどです(写真4枚目)。それから同じ白いタイプでも、海岸近くにある花弁がより肉厚で幅が広いタイプ(写真5目)は、シマヘツカリンドウとして区別することもあるようです。環境などの変化によって、ちょっとした違いが次第に顕在化してくる島の生物多様性の一例かも知れません。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ふぇ方ぬ林道ぶちじ、ヘツカリンドウぬ花ぬ普通ぬしるかんむん(写真2枚目)とぅ紫色ぬむん(写真3枚目)ぬ並でぃ咲きぃ始むぃてぃうりょうたっと(写真1枚目)。ただ、くん紫色ぬ花や花びらぬ裏側や紫色あてぃ、表側やなありっくゎ紫色ぶぇっとぅしゅりょんじゃが、きぬ別ぬどろじにしゃん紫色ぬむんや、花びらぬ表側だか紫色ぶぇっとぅしゅてぃ同じしじょちや思わらんほどだりょっと(写真4枚目)。うっから同じしるかんむんあてぃも、うん近だじあん花びらぬあちかし幅だかひるかしゅんむん(写真5枚目)や、シマヘツカリンドウとぅし別にしゅんくとぅだかあんあんぶぇじゃ。あんどろぬじょうたいにゆてぃ、なありっくわぬ違いぬだんだんふうかなてぃきゅん島ぬ生物多様性ぬちいちぬ例かもわかりょうらんど。

須佐礼林道ウォーキング観察会  タンゲブなど

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ちょっと怪しい天気でしたが、雨も降らずに須佐礼(すされ)林道の散策を楽しむことができました。午前8時30分瀬戸内町古仁屋に集合し、車に乗り合わせて須佐礼集落へと向かい、午前9時過ぎに林道を歩き始めました。早速待ち受けていたのは、コガタスズメバチの大きな巣(写真2枚目)でしたが、すでに下見で気付いていたので、余裕をもって無事通過できました。他にも昆虫では、オオバボンテンカにいたアカホシカメムシ(写真3枚目)やフタトガリコヤガの幼虫(写真4枚目)なども観察しました。





花も結構色々咲いていました。サイヨウシャジンの紫色の花のほかに白花(写真2枚目)もあり、林道脇にはハダカホオズキの花が実になり始めていました(写真3枚目)。ヤマヒヨドリバナ(写真4枚目)も咲き始めていて、写真は撮れませんでしたが、吸密に来ていたツマムラサキマダラなども観ることが出来ました。





植物の実では、島唄の「キンカブ節」の実とされているタンゲブの実が出来始めていました(写真2枚目)。また薄暗い林道脇にコヤブミョウガの黒っぽく熟した実(写真3枚目)なども観られました。散策は午後1時30分頃終了し、全員で本日見た生物種の確認をしたのち、希望者だけで近くの海岸にある大きな板根になっているサキシマスオウノキの大木(写真4枚目)を観て、終了しました。

5年前の今日  10年前の今日


貯食行動続いていた  ルリカケスなど

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男性の方お一人のガイド行いました(写真1枚目)。奄美自然観察の森では、アコウの実を食べに来ていたズアカアオバトを観察し撮影(写真2枚目)。移動途中では、越冬すると思われるサシバを、農耕地の割と近いところで撮影することも出来ました(写真3枚目)。南部の方へ行くと、アマミアラカシのドングリをくわえて運び、冬に備えて埋めて蓄える貯食行動しているルリカケス(写真4枚目)の姿や行動を観察することができました。貯食行動は、もうしばらく続きそうですね。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
いんがぬちゅ、ちゅうりっくゎぬ案内ばしょうたっと(写真1枚目)。奄美自然観察の森じや、アホギィぬ実ばかみがしちゃんオーバトばにし写し(写真2枚目)。ほかち行しゅんとぅき、冬ば暮らしゅんち思われぃんタハ(サシバ)ば、はてぇ地ぬてーげ近さんどろじ写しゅんくとぅだか出けりょうたっと(写真3枚目)。ふぇ方ち行じゃとぅ、カシャギィぬ実(ドングリ)ばくうてぃ運でぃ、冬ぬたむぇたむぇとぅきゅん貯食行動ばしゅんヒューシャ(写真4枚目)だかどぅげぇかたんきゃだか、にゅんくとぅぬでけりょうたっと。貯食行動や、ないっとぅき続きしゃげかりや。

雨模様の中の猛禽類  チョウゲンボウなど

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今日も昨日に引き続き、主に野鳥撮影のためにいらした方の案内をしました。あいにく早朝から雨模様の天気です。農耕地周辺では、サシバやミサゴなども観られ、チョウゲンボウはオス(写真1枚目)とメス(写真2枚目)の両方がいました。山林では林道脇の電線に止まったツミ(写真3枚目)が降り続く雨の中、獲物を探しているのでしょう、じっとしていました。林道脇のススキやセンダングサに、猛禽類ではありませんが、旅鳥のマヒワ(写真4枚目)の30羽ほどの群れも観られました。雨模様の天気でも、鳥たちは生きるために一生懸命のようです。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうだかきぬち続し、てーげトゥリぬ撮影ぬたむぇいもしゃんちゅぬ案内ばしょうたっと。わっさんくとぅにひかんまふぇっさら、あむぃ模様ぬ天気だりょっと。はてぇぼてぇじや、タハ(サシバ)んきゃミサゴんきゃだかにゃあてぃ、チョウゲンボウやインガドドゥリ(写真1枚目)とぅウナグドゥリ(写真2枚目)ぬたあちんともうりょうたっと。山じや林道ぶちぬ電線じ止まとぅたんツミ(写真3枚目)ぬ降り続しゅんあむぃぬ中、かみむんばとぅむぃかたしゅんだろ、よおりっくゎしゅりょうたっと。林道ぶちぬガヤんきゃセンダングサじ、猛禽ぬしじょあなんば、旅ドゥリぬマヒワ(写真4枚目)ぬ30べりぬまぐんだかにゃあたっか。あむぃ模様ぬ天気あてぃも、トゥリんきゃや生きりゅんたむぇ、一生懸命にししゅりょっと。

飛び出し始めていた成熟種子  アマミタチドコロ

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全国的に秋晴れの一日となったようです。早朝の気温はこの間からずっと20度を割り、今日も気温18度で長そでが必要になりました。まだ暗いうちの空に輝くオリオン座に、季節の移り変わりを実感しました。さて、6月下旬に「小舟のスクリュウのような形の実」が、たくさん付き始めたアマミタチドコロを観ました。今はその実が茶色く熟して(写真1枚目)、中の焦げ茶色の種子が飛び出し始めていました(写真2枚目)。平べったい種子は、3つの部屋にそれぞれ2個ずつ入っていて、丸い種子の周りにちょうど土星の輪のように、幅広い翼(よく)が付いています(写真1枚目)。少しでも風に乗って拡がるといいですね。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
全国じ秋晴れぬ一日なたんあんぶぇだりょっか。ひかんまふぇっさぬ気温やこえだらずっとぅ20度ば割てぃ、きゅうだか気温18度あてぃ、長そでぬいりゅんにしなりょうたっと。まだ暗かんうちぬてぃんじひきゃとぅんオリオン座ち、時期ぬ移り変わりば思いかただりょうたっと。がしやしゅんじゃが、6月下終わり頃「ふにぬプロペラにしゅんだっかぬ実」ぬ、いっぱいくっかり始むぃとぅたんアマミタチドコロばにょうたが。なまやうん実ぬ茶色ち熟でぃ(写真1枚目)、中ぬ焦げ茶色ぬ種ぬとぅびじゃし始むぃりょうたっと(写真2枚目)。平べったしゅん種や、みいちぬやーじ、たあちぢちほっちゅてぃ、丸かん種ぬ周りじちょうど土星ぬ輪にし、幅ひるかん翼(よく)ぬくっかとぅりょっと(写真1枚目)。なありでんかじとぅとぅばさってぃ、ひるがれぃば、いちゃりょんじゃがや。

夏羽と冬羽個体が一緒に渡来  カイツブリ

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今日で11月も終わり、秋も終わりですね。いつしか暑さも弱まり長袖に衣替えです。早朝から上天気の古見方(こみほう)へ行きました。この間まで川の溜まった土砂の除去作業が行われていた大川で、今季初めての確認となったカイツブリが2羽がいて、一緒にオオバン1羽もいました(写真2枚目)。カイツブリは、1羽が赤茶色の頭部が目立つ夏羽で、もう1羽は全体に薄茶色の冬羽個体です(写真2枚目)。この時期渡って来るのはたいていが冬羽なので、夏羽は意外と珍しい。カイツブリは、大分以前に喜界島で営巣し繁殖しているのを観たことがあり、奄美大島でも小さな幼鳥の姿を観たことがありますので、繁殖している可能性があります。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうし11月だか終わり、秋だか終わりじゃや。しらんうちあちさだかとぅれぃてぃ長袖ち衣替えだりょっと。ひかんまふぇっさらむるいっちゃん天気ぬ古見方(こみほう)ち行きょうたっと。こねだがれぃ、こらぬ溜またん土砂ばじょかしゅん作業ぬしらっとぅたん大川じ、くん時期初むぃてぃにゅんくとぅなたんカイツブリぬたあちうてぃ、まあじんオオバンだかちいちうりょうたっと(写真2枚目)。カイツブリや、ちいちやはあさんかまちぬむぃ立ちゅん夏羽あてぃ、なぁちいちやどぅ全体が薄茶色ぬ冬羽ぬむんだりょうたっと(写真2枚目)。くん時期渡てぃきゅんや、てーげ冬羽だりょんかな、夏羽やなありむじらっさりょっと。カイツブリや、いころむぇー喜界島じ巣ばちくてぃ、くゎーほでぃしゅんむんば観しゃんくとぅぬあてぃ、わきゃ島じだか、いなさしむるわーさんトゥリっくゎば、にしゃんくぅとぅぬありょんかな、くゎーほでぇししゅんかも分かりょうらんど。

小さなエビ類などを捕食  キアシシギ

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今日から11月、早いものですね、今年もあと2カ月で終わりです。今日も朝からすっきりとした秋晴れで、朝露をたっぷりと含んだ秋名川の土手の草地を歩きました(写真1枚目)。1か月ほど前、この土手にアマミノクロウサギの糞があって、ちょっとびっくりしたこともあったのですが、今日は溜まった川砂の除去工事が終わってばかりの川の中で、1羽のキアシシギがせっせと餌を探して食べていました。時折頭まで水の中に突っ込んで(写真2枚目)捕ったものは、どうやら小さなエビのようでした(写真3枚目)。川には食べ物となるいろいろな生物がいるので、他の川でも最近キアシシギの姿をよく見かけます。
 
5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうら11月、ふぇっさんむんじゃや、くぅとぅしだか、あと2カ月し終わりだりょっと。きゅうだか、ひかんまらきょらか晴れたん秋晴れあてぃ、ひかんまぬ露ばいっぱい含んだん秋名川ぬこらんぶちぬ草地ばあっきょたっと(写真1枚目)。1か月ほどむぇー、くんこらんぶちじクルウサギぬくすぬあてぃ、なありうどぅるっちゃんくとぅだかありょうたんじゃが、きゅうや溜またんこら砂ばとぅりゅん工事ぬ終わてぃすぐぬこらぬ中じ、ちいちぬキアシシギぬ、ひっただかかみむんばとぅむぃてぃ、かどうりょうたが。とぅきどぅきかまちがれぃむじぬ中ちつかてぃ(写真2枚目)とぅたんむんや、てーげいなさんサイにしりゅりょっと(写真3枚目)。こらじや、かまれぃあれぃくれぃぬ生きむんぬうりょんかな、他ぬこらんきゃじだか、近頃キアシシギぬうんどろば、あまくまじにょっと。

徳之島・与名間林道ウォーキング観察会下見A(鳥類)  オニアジサシなど

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今月10日(日)予定の「徳之島・与名間林道ウォーキング観察会」の下見に行ってきました。1日の日帰りで、いろいろとたくさんの生き物を観てきたのですが、まずは下見の前後に観た鳥類のことです。午前6時頃、定期船で名瀬港を出発、約2時間近く経っとところで、船のデッキに出てみると、1羽のカツオドリが飛んでいました(写真1枚目)。カツオドリは、船に横を行ったり来たりしながら、時折海中へダイビングして魚を捕食していました(写真2枚目)。この光景に、3年前に小笠原に行ったとき、父島や母島に近づくにつれ、数10羽のカツオドリが同じように船の横をずっと飛び回っていたことを思い出しました。午前9時頃、徳之島亀徳港に到着、すぐにレンタカーで与名間林道に行って歩いてきました。帰りの船まで少し時間があったので、浅間海岸へ寄ってみました。徳之島空港横の干潟には、クロツラヘラサギ4羽が休んでいました(写真3枚目)。と、空港側の上空から1羽の大きな鳥が飛んできました。あわてて写真を撮ると、何とオニアジサシでした(写真5枚目)。おおっ~、これだったら重たくても一眼レフの望遠カメラを持ってくるんだったなぁ~、後悔することしきり。そして亀徳港への帰り道、諸田池にもちょっとだけ寄ってみました。コガモやオオバンなどのほかに、アオアシシギやセイタカシギなどが休んでいました(写真5枚目)。ゆっくりしている時間もなく、すぐに亀徳港へ行き、午後5時に定期船で名瀬港へ向かいました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。

徳之島・与名間林道ウォーキング観察会下見B(植物)  シロダモなど

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昨日の下見で徳之島・与名間林道を歩きました。たくさんの植物を観ましたが、少し印象の強かったもの3種だけ取り上げてみます。まずは、林道起点から少し歩いたらすぐに目についたのが、この大きな実をたくさんつけたシロダモ(写真1枚目)。奄美大島でも数回は観たことがありますが、なかなか出会えなので、歩き始めてすぐにあったため、最初はハマビワかと思ったほどでした。シロダモは花が咲いて実になり、実はその翌年の秋に赤く熟すようですので、真っ赤なきれいな実になるのは来年の秋かも知れません。与名間林道が海岸近くにあるためでしょう、クロウメモドキの実(写真2枚目)も数か所で観ました。こちらは黒っぽく熟すのですが、すでに一部は皮むけて種子が露出していました。帰り道で見つけた白い花は、どうやらヤンバルセンニンソウのようです(写真3枚目)。この秋は奄美大島でセンニンソウの花を観たので、春から夏にかけて咲くのがヤンバルセンニンソウで、夏から秋にかけて咲くのがセンニンソウと思っていたのですが、ヤンバルセンニンソウの一部は、秋でも咲くことがあるようですね。花の中に獲物を待ち構えているハラビロカマキリが、こちらを怪訝な顔つきで見ていました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。


創立記念探鳥会  キョウジョシギなど

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天気に恵まれ、奄美野鳥の会創立記念探鳥会が笠利町の大瀬海岸で行われました。集合場所の駐車場から海岸へ向かう途中、近くの電線に止まっていたサシバが大きな口を開けて「ピックィ~!」と数回鳴き続けていました(写真1枚目)。1988年11月に創立した奄美野鳥の会は、今年で31年目を迎えました。当初、趣味の会と発足した会も、市民とともに探鳥会を続け、現在ではNPO法人として調査活動や自然環境保全活動なども手掛けるようになりました。大瀬海岸では、増えてきたメダイチドリ(写真3枚目)などのほかに、ムナグロやキョウギョシギなど、冬鳥や旅鳥が渡来していて、全部で11種類を確認しました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
いちゃん天気なりょうてぃ、奄美野鳥の会創立記念探鳥会ぬ笠利町ぬ大瀬海岸じしらったっと。集合場所ぬ駐車場ら浜がれぃ向かゆんとぅき、近さぬ電線じ止まとぅたんタハ(サシバ)ぬ、だいばん口ば開けてぃ「ピックィ~!」ち何回か鳴きぃ続けりょうたっと(写真1枚目)。1988年11月でけたん奄美野鳥の会や、くとぅしし31年目ば迎えりょうたが。初むぇや、趣味ぬ会とぅし始むぇたん会だか、一般ぬちゅんきゃとぅまあじん探鳥会ば続けてぃ、なましやNPO法人とぅし調査活動んきゃ自然環境保全活動んきゃだかしゅんにしなてぃきょうたっと。大瀬海岸じや、ふうさんあてぃちゃんメダイチドリ(写真3枚目)んきゃぬほか、ムナグロんきゃキョウギョシギんきゃ、冬ドゥリんきゃ旅ドゥリぬ渡てぃっち、全部し11種類ばにょうたっと。

徳之島・与名間林道ウォーキング観察会下見C(昆虫)  クスサンなど

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下見では、良く晴れて少し暑いぐらいの天気になったこともあって、結構たくさんの昆虫なども観察することが出来ました。林道を約1kmほど歩いたところで、電柱に絡んだシラタマカズラに、大きな蛾・クスサンが止まっていました(写真1枚目)。近づいてもじっとしていて逃げようとしないので、ちょっと触ってみると、後翅の大きな目玉模様を見せつけて威嚇しました(写真2枚目)。腹部を電柱に押し付けているように見えたので、写真を撮って拡大して見ると、案の定産卵中でした(写真3枚目)。それにしても結構大きめの卵を産むのですね、初めて観るクスサンの産卵にちょっと感動しました。次に林道脇にあったリュウキュウウマノスズクサに、7~8匹ものジャコウアゲハの幼虫(写真4枚目)がいたのにも、ちょっとびっくりしました。しかも、以前「土偶のような」という表現で取り上げたことのある蛹が3つもいました(写真5枚目)。これもかなり久しぶりだったので、とてもうれしい出会いでした。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。

たまには甘いものでも?  ヤマガラ

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林道脇にぶら下がっていたムベの実、おいしそうだな~と眺めていると、どこからともなくヤマガラ(亜種アマミヤマガラ)がやって来て、実にぶら下がって頭を突っ込んで食べている様子(写真1枚目)。どうやら実の後ろ側は穴が空いているようです。果肉の付いた種をくわえて近くの蔓に止まると、両足で上手に抑えて果肉を食べていました(写真2,3枚目)。ムベと言えば、子どもの頃、甘くてとてもおいしいので、この時期よく山などに探しに行ったのもです。通常はエゴノキの実など、いかにも渋くて苦そうなものを食べているヤマガラですが、たまには甘いものでも食べたくなったのでしょうか。人間とは味覚の違う鳥のことだから、その真意のほどは分かりませんが・・・。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
林道ぶちじぶら下がとぅたんウムィぬ実、まっしゃげっさりや~ちいしゅたっとぅ、だあらががぬヤマガラ(亜種アマミヤマガラ)ぬしっち、実ちぶら下がてぃ、かまちば突っ込でぃかどぅんにししゅりょっか(写真1枚目)。てーげ実ぬくぅし側や、がまぬ空しゅんにししゅりょっか。みぃぬくっかとぅん種ばくうてぃ近さぬ蔓ち止まてぃ、たあちはぎぃし上手っくゎおさっくぃてぃ、みぃばかどぅりょうたが(写真2,3枚目)。ウムィち言いば、わらぶぇぬ頃、甘さしむるまっさんかな、くん時期むる山っきゃち、とぅむぃが行じゃんむんだりょっと。普通やチャマギィぬ実んきゃ、たいがい渋っさし苦しゃげかんむんばかどぅんヤマガラだりょんじゃが、とぅきにや甘っさんむんでん、かみしゃかなたんかいや~。にんぎぃんとぅや味ぬしかたぬ違ゆんトゥリぬくとぅかな、ふんとやきゃっしがぬや分かりょうらんばや・・・。

冬の準備などで大忙し  ルリカケス

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一昨日と今日、関東からのご夫婦の案内をしました。野鳥観察や撮影が主な目的で、一昨日は奄美自然観察の森などに出かけました。森の中を歩いていると、たまにアカヒゲの鳴き声はするものの、姿はなかなか見せてくれません。地面に落ちていたのはスダジイの実で、かじられた跡があります(写真1枚目)。これはルリカケスによる食痕で、案の定、真上のスダジイの枝でルリカケスが、両足で実を押さえて突いて食べていました(写真1枚目)。今日は出かけた南部では、アマミアラカシのドングリを貯食しているルリカケスがいて、よく目立つ枯れ木の枝に止まって、じっくりと観ることが出来、撮影もできました(写真4枚目)。オーストンオオアカゲラやアカヒゲなどがなかなか観られなかった分、ルリカケスの元気な姿は何度も観ることが出来ました。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
くぬうってぃとぅきゅう、関東らぬとじゅとぅば案内しょうたが。とぅりばにしゃり写真ば写しゅんたむぇあてぃ、きぬうってぃや奄美自然観察の森っきゃち、いきょうたっと。山ぬ中ばあっちゅたっとぅ、とぅきどぅきハーヒギィっくゎぬ鳴きぃぐいやしゅんじゃが、なかなかにゃあらんたが。地ぬうーちうてぃとぅたんやシィギィぬ実あてぃ、かまっとぅん跡ぬありょうたが(写真1枚目)。くぅれぃやヒューシャぬかだん跡さりょうてぃ、案の定、真うーぬシイギィぬ枝じヒューシャぬ、たあちはぎし実ばおっさくぇてぃ、突ちぃかどぅりょうたっと(写真1枚目)。きゅうやいじゃんふぇ方ぬ山じや、カシャギィぬドングリば、あまくまちたむぃとぅんヒューシャぬうてぃ、むるむぃ立ちゅん枯れぃぎぃぬ枝ち止まてぃ、よおりよおりにゅんくぅとぅぬでけてぃ、写しゅんくとぅもでけりょうたっと(写真4枚目)。キィイツキャんきゃハーヒギィっくゎんきゃぬ。なかなかにゃあらんたん分、ヒューシャぬきまえべりぬどろや、何くゎいもにゅんくとぅぬ出けりょうたっか。

久しぶりに北部で確認  シマキンパラ

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今日は立冬ですね。朝夕はすっかり涼しくなりましたが、昼は長袖ではまだ結構暑いようです。すっきりと晴れだした午前8時過ぎに北部の農耕地で、久しぶりにシマキンパラ2羽を確認しました。1羽は成鳥でしたがすぐに飛び去ってしまい、残った1羽は全体に薄茶色の幼鳥でした(写真2,3枚目)。シマキンパラは奄美大島では、2006年8月に北部農耕地で初めて確認され、その後繁殖も確認、定着を始めました。一昨年、昨年は南部農耕地でも数羽を確認したのですが、北部では2年ぶりでした。この幼鳥は、この近くで今年生まれた個体かも知れませんが、いまのところ急速に増えている様子はなさそうです。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
きゅうや立冬だりょうりや。ひかんまよね方や、てぇーげすぃだ~さなりょうたんじゃが、ひんまや長袖しや、まだてーげあちさにししゅりょっと。すっきり晴れぃたんひかんま8時過ぎ、にし方ぬはてぇほてぇじ、まれぃまれぃシマキンパラたあちばにょうたっと。ちいちやふっちゅドゥリありょうたんじゃが、すぐとぅでぃいじ、残たんちいちや全体薄茶色ぬわーさんトゥリだりょうた(写真2,3枚目)。シマキンパラやわきゃ島じや、2006年8月にし方ぬはてぃぼてぇじ、初むぃてぃにゃあてぃ、うん後くゎあほでぃだがにゃあてぃ、くまなんてぃずっとぅ暮しを始むぃりょうたっと。くぅずぃうってぃ、くぅずぃやふぇ方ぬはてぃぼてぇじも、いくちかにょうたんじゃが、にし方じや2年ぶりだりょっと。くんわーさんむんや、くん近さじ、くぅとぅしまぁれぃたんむんかも分かりょうらんば、なまぬどろ、あっただんまふうさなてぃいきゅんにしやしゅりょうらんが。

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